注文住宅の完成までの流れ
2022年12月6日

注文住宅と法律との関係

注文住宅は自由に設計できるとはいえ、何でも自由というわけではなく建築基準法に従って設計していくことになります。設計者は施主の希望を聞いてプランを組み立てますが、基になるのが建築基準法ですから、法律の許す限り自由なプランを目指すことになります。建築基準法は施主から見れば制限を設定されて自由を失うように感じられますが、建物の安全や住む人の安全、地域の安全など広範囲に設定された基準を基に設計していくことになります。設計者は建築士資格を持っていますが、設計者も建築士法や建設業法によって資格要件が決められていますので、資格要件によって関わることができない建物の設計はできないようになっています。

建築基準法は注文住宅の設計に直接かかわる基準が定められていますし、地域に関するものでは都市計画法があります。都市計画法では用途地域によって建ぺい率が定められますので、それにより快適な住環境を目指すことになります。注文住宅の設計では様々な法律によって基準が決められていますが、建物や地域の安全を確保するための内容となりますので、施主が希望するプランでもできることとできないことが出てきます。自由度の高い注文住宅ですが、法律の基準に満たない場合には建築確認が通りませんので、施工に入ることはできない仕組みがあります。

地域の安全を確保することで火災による被害を最小限にできますし、緊急車両の通行がスムーズに行えるようになります。

タグ:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です