築年数が経過すると家の様々な部分に不具合が起こりやすくなる、その都度修理をするとなるとお金もかかるので、不具合が起こりそうな部分も含めてリフォームを検討される人の多いのではないでしょうか。リフォーム業者などに見積もりを依頼したところ、対象箇所が多いので建て替えをした方が良いなどの提案を貰うこともありますが、建て替えとの大きな違いは基礎部分の工事を行うのか否かであり、基礎部分を取り壊して新たに住居を建築を行うのが建て替えで、基礎をそのままにして改築するのがリフォームもしくはリノベーションです。リノベーションは家の骨格となる構造部分をそのままにして、内装全てを撤去します。内装を撤去すると部屋を区切っていた壁やキッチン・浴室・トイレ・洗面所などの水回り設備、窓や雨戸などの設備類も全て取り壊されることもある、一つの広い空間が出現します。
この状態から新しい間取りを作るのがリノベーションで、家を取り壊す必要がないので工期の短縮や費用の節約、そして廃材の量を減らせるなど様々なメリットがあります。リフォームとの違いは、自由な間取りに変更ができる点が挙げられます。特に、水回りはリノベーションでなければ自由に場所を変えることはできないといわれているので現在とは全く違った生活空間に変更するときはリノベーションもしくは建て替えが必要です。しかし、間取りはそのままで和室を洋室に変えるなどの場合はリフォーム工事で行うことができる、目的などで使い分けが可能です。