注文住宅を建てる場合は、いろんな人に相談するのも大切なことです。不動産会社のスタッフや建築会社の設計士などの専門家の意見を訊くことも大切なことですし、資金調達に関する情報を金融機関から得ることも重要なことです。そういった各分野の専門家との接触も大切ですが、もっと近い人との意見交換も忘れないようにしましょう。具体的に言うと、両親と相談しておくことは将来的に大きな意味を持つ場合もあります。
両親との相談で、直接的に影響が出ることが考えられるのは資金計画です。注文住宅に必要なる費用の一部を負担してくれる場合もあります。大人になっているのに、親の世話になるということに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、そのように考える必要はありません。親の援助を受けることが、結果的には親孝行になる場合もあります。
いつか利用してもらおうと考えて貯蓄していたお金がある場合は、注文住宅の建築費に充てることが両親の望みを叶えることにもなります。建築当時は元気に暮らしていても、年齢には逆らうことは出来ません。誰かの手を借りなければ、生活がままならない状況になる場合もあります。そうなった時には、逆に両親が子供の世話にはなりたくないと考えることも珍しくありません。
住宅の建築費用を一部負担している場合は、親としても安心して子供に甘えることが出来ます。資金援助を受けておけば、そういった場合にお互いに気を使うこと無く同居の方向に進むことが出来ます。